今回は、自転車の変速機(シフター)ワイヤー交換を紹介します。普段はチャイルドシートがついた自転車に子供を乗せていますが、今回は付いてない自分用の方をメンテナンスしてみますよ。チャイルドシート付きの方も、いずれ傷んだら交換予定です。
自転車のメンテナンスというと、「サイクルベースあさひ」に持ち込んで修理してもらうのが簡単でいいですね。少し工賃がかかりますが、そのぶん楽ちんです。
今回は、工賃をケチって自分で交換してみたいと思います。意外と簡単らしい…!? 初めて挑戦しましたが無事出来たので、工程を紹介です!
必要な道具・準備
シフターワイヤーの準備
「サイクルベースあさひ」で、シマノ 内装3段ワイヤー 1650mm(アウター1650mm×インナー1708.5mm)を購入しました。近所のコーナンだと1700mmしかない…。自転車屋さんの在庫が確実です。安心のシマノ製品。
購入前には、実際に自転車に付いてるワイヤーの長さを測ってからお店に行きましょう。長いひもで測って、それをメジャーで測ると効率的。今回は、「アウター1640mm・インナー1710mm」でした。アウターが10mm長いものを購入しましたが、10〜20mm前後の誤差ならハンドル部分の遊びでカバーできるので問題ないそうです。
内装3段用のワイヤーは、初めから両方に金具がついてます。写真の様な形状。タイコ型になってる方がハンドル側ですよ。ブレーキ用のワイヤーとは少し形状が違います。
ネットで検索してもありました! 1650mmの3段内装用シフトワイヤー。
シフトワイヤーは色んな長さの種類があるので、目的のものを探すにはキーワード+長さで検索すると良さそうです。
1380mm・1430mm・1480mm・1520mm・1560mm・1600mm・1650mm・1700mm・1750mm・1800mm・1850mm・1900mm・1950mm
これだけ細かい規格があります。
後からワイヤーカッターでカットして使用できないので、初めから丁度良い長さのワイヤーを探してくださいね。
シルバーもありました!
工具の準備
- ドライバー
- ラジオペンチ
- 軍手
- グリス
- ウエス
- デジカメ
手順など、デジカメで撮りながら進めると、元に戻すときに便利ですよ。覚えてる様で、意外とどうなってたか忘れがちなのでおすすめ。
今回の所要時間は約30分でした!
ママチャリ 内装3段変速機のワイヤー交換
アウターが傷んでます。早めに交換しないと、中のワイヤーまで切れるかも。
ありゃりゃ。こんな所も傷んでました。道理で変速しにくいわけです。
1、シフターワイヤーを変速機から外す
赤い印の場所にワイヤーが引っかかってます。変速機の可動部分を押し込んでワイヤーをペンチで持ち上げてやると、溝からワイヤーが外れます。
ワイヤーが外れました。左の赤丸で示した箇所がワイヤー。右の赤丸部分の溝にはまっていた訳です。
アジャスターからアウター&ワイヤーを外します。ここは軽く差し込まれてるだけなので、簡単に外れます。
2、シフターワイヤーを変速レバーから外す
次にハンドル側。そのままだとカバーが取れなかったので、変速レバーをハンドルから外します。
カバーを外したら、ワイヤーも外れてしまいました。まぁいっか。
3、新しいシフターワイヤーを通して変速レバーにセットする
そして、新しいワイヤーを装着!同じく、後輪側から差し込むとスムーズです。
ハンドル側の変速レバーにワイヤーをセットします。画像の様な感じで、溝にタイコをはめ込みます。
変速レバーの内部はウエスで綺麗に掃除して、可動部分はグリスアップしておくと良いでしょう。
カバーをはめたところ。カバーのツメが、変速レバー本体の溝に入る様にカバーをはめます。これで、1〜3速が正常に表示されますよ。
4、新しいシフターワイヤーを変速機にセット&調整する
後輪側の変速機周りの汚れをウエスで落とします。綺麗になったら、元通りワイヤーをセットします。赤く囲った溝からワイヤーを入れましょう。
2速(中)にした時、矢印の所に刻印された線が丁度隠れる所にセットされるのが正常な状態です。
アジャスターを回して微調整も可能。アジャスターを回して調整して、左側に隣接しているナットで固定します。
調整が出来たら、変速機の可動部分を軽くグリスアップしておきましょう。
まとめ
今回は、ママチャリ変速機(シフター)のワイヤー交換を実際に初めて試してみました。
思ったより簡単。はやく出来上がりました!
所要時間は30分ほど。写真撮りながらだったのですが、綿密に写真撮らなければ、もう少し早く終わったと思います。
変速機も調子が悪いと気を取られて事故につながりかねません。傷んできたら、早めに交換できるといいですね。
では!
自転車のワイヤー交換は、セットを間違ったりすると事故につながります。自分で交換する場合は、自己責任で慎重に行いましょう。この記事を参考にして事故につながったとしても、「ベビーとパパの育児情報」では一切責任を負いません。自信がない場合や忙しい場合は、自転車屋さんにお願いするのが確実です。