今回は、床の徹底した防音対策について紹介。キッチンやフローリングに、ジョイントマットとクッションフロアを敷きます!防水防塵と防音対策を両立させる方法ですよ。
DIYによる施工なので安価!小児喘息やアレルギー持ちの赤ちゃんがいるご家庭には、お掃除の効率化にも繋がりとってもおすすめ♪
ふかふか一家の施工方法をくまなく解説します!!
喘息やアレルギー持ちの赤ちゃんとジョイントマット
赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭なら、大抵はジョイントマットやプレイマットで防音対策をしていますね。
特に、アパートやマンションなどの集合住宅ではこの防音対策が必須です。
赤ちゃんはハイハイを始めた頃から、走ったり跳んだり蹴ったりして、自分の成長や発達のために様々な音を発します。
おとめさんは1歳半の頃、床を蹴りながらしか歩けない時期がありました。育児相談でしつけ方を教わって実践してもほんの少し和らぐ程度しか効果なく…。
これとは別に2歳で小児喘息を発症。ダニやハウスダストを受け付けなくなりました。
防音対策でジョイントマットを敷いたのですが、すぐハウスダストがたまるため、毎日のお掃除が大変!
毎日50枚ものジョイントマットを剥がして掃除機かけてまた敷き詰める。週1回は全部水洗いして天日干し。正直、やってられません。
そこで考えたのが、ジョイントマットの上にクッションフロアを敷く施工でした。
クッションフロア&ジョイントマットで赤ちゃんの防音対策
床材がフローリングやクッションフロアの場合、ジョイントマットを敷いてクッションフロアを敷くと効果的ですよ。
特にキッチン周りは水が落ちることが多いため、防水のクッションフロアを使うのは重要です。
ネットで調べてもやってる人を見ないのですが、大変快適です♪
- 床はフローリングかクッションフロア
- 床がクッションフロアの場合、不織布を敷いて侵食や色移りを防ぐ
- ジョイントマットを敷く
- クッションフロアを敷く
畳の場合は通気性が非常に大切なので施工しない様にしましょう。カビやダニの巣窟になって、小児喘息やアレルギーの悪化につながります。健康な赤ちゃんや大人でも、病気の原因になりますよ。
この施工方法はDIYならでは。クッション性の高いジョイントマットは1〜2cmと厚手なため、5m、10m単位のロールにできません。
対して、クッションフロアはロールだけど薄くて防音性に乏しい。防音性と防水性があるロールを作るのは難しいのです。
クッションフロアとジョイントマットを組み合わせる事で、防音性と防水性が両立できますよ。
メリット
防音対策になる!
クッションフロアは厚み1.8mm程度でクッションと言う割にはクッション性は少ししかありません。
しかし、その下にジョイントマットを敷くと、相乗効果でクッション性が上がります!
結果、赤ちゃんや子供の足音が軽減されて防音対策になるんです♪
掃除が爆速に!
施工後は表面に掃除機をかけるだけなので爆速!!超効率的!
ジョイントマットだけだと、頻繁に全て剥がして掃除機かけて時には水洗いして敷き直す。これと比べれば雲泥の差です。
ゴミや水分の侵入を防ぐ!
ジョイントマットの上に防水性のクッションフロアを施工してしまうため、その下にハウスダストやダニの発生源となる水分やゴミの侵入を許しません!
頻繁に水がこぼれるキッチンで防水と防音を両立させる事ができますよ。
安い!
クッションフロアの施工をプロに頼むととっても高額。しかも、ジョイントマット+クッションフロア何て引き受けてくれる会社がありません。
その点、DIYでやってしまうため安価。材料費と自分の労力だけで済みます♪
材料も自分の好みで選べて楽しいですよ。
デメリット
デメリットは、やはり材料費などお金がかかる点と労力が必要な点。仕事や育児が忙しいこの時期、DIY何てやってる暇ない、そう言う方も多いと思います。
ただ、周囲への迷惑以上に、赤ちゃんや子供を厳しい社会の荒波から守るため、労力や予算はあまりケチらない様にしたいですね。
経緯
出典;写真AC
ここでは、何で防音対策を徹底する事にしたのか簡単に紹介しますね。
ふかふか一家は元々木造アパートに住んでました。そこで、子供の足音が発端の近隣トラブルに巻き込まれたのです。
新生児の頃から度重なる嫌がらせ、一方的で脅しの様な苦情、最後はストーカー行為に変質。金属バットを常備&つきまとわれ、いつ命を落としてもおかしくない状況に。
出典;写真AC
警察、管理会社、育児相談に何度も相談し、警察通報も数回。しつけと言っても、相手は「声出すな・歩くな」レベルで求めて来るので対応不可能。しかも夜中まで馬鹿騒ぎ。3人でノイローゼになりました。
結局、命を守る行動を取り、逃げる事にしたのです。
もう二度とこんな思いはしたくない!引っ越し先では防音対策を徹底する事にしました!!!!!!
道具
それでは、早速材料と道具を見て行きましょう!まずは道具から!
- カッター
- カッター刃
- ハサミ
- 鉛筆
- 地ベラ
- カッターマット
- 金定規
- 板(コンパネ)
家庭にある道具も多いと思いますが、ない場合は買い揃えましょう。地ベラは100均で買いましたよ。
コンパネは素材の固定などに使います。家にたまたまあったのですが、便利でした!ダンボール箱に何か詰めたものや、大型の書籍などでも代用できると思います。
材料
今回用意した材料です。不織布とジョイントマットはダイソー。クッションフロアはコーナン。
あと、元々持ってたジョイントマットも使います。西松屋、ダイソー、Amazonなどごっちゃ混ぜ〜(笑
以下、詳しく解説しますね。
ジョイントマット
下に敷くジョイントマットは、出来れば厚めががおすすめ。ヤトミ ごろりんマットは1枚約30cm×30cmで厚さが1.4cmあるので、厚さ1cmの商品より防音効果が期待できますよ。
モダンデコの大判ジョイントマットは、厚み2cmあるのでこちらを敷けばかなりの防音効果が期待できます♪ また、大判なので施工も効率的。
お値段がグッと上がるので、お財布と相談ですね。
クッションフロア
クッションフロアは様々な柄があるので、自分の好みで選びましょう。
182cm巾なら継ぎ目が減るのでおすすめ。今回施工するキッチンも、182cm巾のクッションフロアが施工されていました!
通販で購入すれば、大きなロールを玄関先まで届けてくれるので助かりますね。返品交換出来ないので、必ずサンプルを取り寄せて本物の柄や色を確認してから発注しましょう。
今回は、近所のコーナンで購入。90cm巾を自転車で運びました。継ぎ目が多くて仕上がりが悪いですね。
あと、継ぎ部分の柄をきっちり合わせたい場合は、多めの購入が吉。柄合わせは、50cm〜1m単位でずらす必要があります。
不織布
キッチンには元々クッションフロアが施工されていて、今回はその上にジョイントマットを敷き詰めます。
少し調べたら、ジョイントマットとクッションフロアを密着させると、侵食して接着したり色移りする事がある様です。
そこで、薄い不織布を挟む事にしました。100均で揃えましたが、通販の型紙用不織布でも流用できると思います。
フローリングへの施工時は不要です。
梱包テープ OPPテープ
OPPテープは、クッションフロアの継ぎ目部分に裏から貼って使います。ゴミや水分の侵入を防ぐのと、ズレ防止です。
今回は、コーナンの中・重梱包用(厚さ60ミクロン)を使用。長期間使用するので、100均の軽・中梱包用テープよりもう少し厚みのあるものが安心ですよ。
マスキングテープ
不織布の仮止めなどに使用します。
両面テープ
ジョイントマットを切り過ぎた時、端材を両面テープで接着して隙間を埋めるのに使いました。
ジョイントマットとクッションフロアの固定にも利用できますよ。
貼ってはがせるクッションフロア用両面テープも存在します。これがあれば、賃貸でも素材を傷付ける事なく施工出来ますね。
クッションフロアの継ぎ目や不織布の固定、ジョイントマットの固定など様々な場所に応用可能。
高価なので今回は使いませんでしたが、おすすめです。
ベニヤ板
施工後に家具を置くと、足で立つタイプの家具は地面に沈み込んでしまいます。
沈み込みを抑えるために、ベニヤ板を家具の下に入れます。
補修テープ(追記)
クッションフロアの継ぎ目に上から貼ります。フローリング用の補修テープなら用途にぴったり。7.5cm幅で、クッションフロアに馴染むデザインですよ。
今回はセリアのリメイクシート(45cm × 90cm)を5cm幅にカットして使いました。セリアのウォールライン ステッカーも、6cm幅 × 2.3m のテープ状(木目)になっていて使いやすいと思います。
工程0 下準備
早速施工して行きたい所ですが、まずは下準備から。
最初はこんなでした
施工前の様子。持っていたジョイントマットを敷いているのですが、あちこちスカスカ。その上、子供が歩いたり走ったりするとあちこちジョイントが外れてぐしゃぐしゃに。
足が引っかかって転びそうになり、危ない状況でした。
設計
間取り図を使ってどんな風に施工するか考えます。
敷きたい場所は実測してサイズを細かく記入しましょう。その上で、どんな風に継いで行くか決定。
これで、材料がどのくらい必要なのか計算して準備します。
施工前の様子
キッチンの床にはクッションフロアが施工されています。さすがプロ。182cm巾を使った美しい仕事です。
家具をどかしてお掃除
家具を全て撤去して、掃除機でしっかりお掃除しましょう。
工程1 不織布を敷く
最初は不織布から施工して行きます!
不織布を敷いてカット
不織布を敷きました。大きく余ったので、マスキングテープで壁に固定。
床にコンパネを置くとずれにくく効率的でしたよ。
フローリングの場合、不織布は不要です。
金定規を当ててカッターでカットします。クッションフロアを傷つけない様に、敷居の木材の角に刃が当たる様にしました。
不織布はずれやすいので、要所要所にマスキングテープを貼って床に固定しながら作業しましょう。貼ってはがせる両面テープを使うとより効率的です。
細かい部分はスクレーパーを当ててきっちりカットします。
不織布施工完成
施工箇所全体に不織布を敷き詰めました。
工程2 ジョイントマットを敷く
ジョイントマットを敷く
不織布の上に早速ジョイントマットを敷きましょう。不織布がずれない様に要注意。
ジョイント部分を切り落として端っこまできっちり敷きつめます。
カッターマットを下に敷いて、金定規を当ててカッターを使うとやりやすいですよ。
不織布の固定を外しながら
不織布を固定しているマスキングテープを外しながら、少しづつジョイントマットを敷きつめます。
細部のカット
細かな出っ張りも、しっかり沿う様にカットします。出来るだけ端まで隙間なく敷くと、後々ゴミが入りにくいですよ。
別のジョイントマットも施工
持っていた別の種類のジョイントマットも施工。
上手くジョイントしないので、直線でカットして敷き詰めます。
節約のため古い物も使いましたが、経年劣化を考えると全て新調するのがベストです。
細部をカット
柱に沿う様に細かくカット。
隙間の補修
切り過ぎてしまって隙間が出来た時は、端切れを細く切って側面に貼り付けました。
出来るだけ隙間なく敷き詰めると良いですね。
ジョイントマット施工完了
ジョイントマットを全て敷き終えました。
玄関部分はこんな感じ。以前Amazonで購入したちょっと良いやつを敷きました。(黄緑色の辺り)
下に不織布を入れているため、簡単に滑ってずれそうな感じがしますよね。でも、実際に敷き詰めると、端から端まで敷いてるせいか全く滑ったりずれたりしないです。
工程3 クッションフロアを敷く
クッションフロアを準備
今回はコーナンで購入。自転車で行ったので、90cm巾になりました。182cm巾をチャリで運ぶのは、かなり厳しそうです。
大きめにカット
ざっくり敷いて、やや大きめにハサミで切り落とします。
カッターでカット
下にカッターマットを敷いて、金定規を当ててカッターで壁に沿ってカットします。
床にしっかり押し付けるため、コンパネで定規を押さえてカットしました。
クッションフロア用ぴったりカッターがあると効率的で美しく仕上がります。
細部の加工
細部も壁に沿う様に加工していきます。
クッションフロアをめくって角を確認。
裏側にカッターを入れ、角から切ります。
地ベラを押し当てて、きっちりカット。素人には中々難しくて、綺麗に仕上げるのは職人技です。
細かな部分は、目見当で裏に線を引きました。裏返したままカッターマットの上で定規を当てて切った方が綺麗に仕上がります。
細部の加工完了。
別の場所では、壁側にカッターマットを敷いて壁を傷めない様にカットしました。
継ぎ
継ぐ部分の柄を合わせます。
50cm〜1m単位で動かす必要があって、今回は材料不足になるため諦めました。
梱包用のOPPテープを裏に貼ります。
もう一方をめくって、OPPテープを貼った方を敷いてから戻します。位置がずれない様に要注意。
ここは、OPPテープでなくクッションフロア用両面テープを使っても良いですね。ただ、継ぎ目からの水分の侵入が心配です。
奥の方も敷いて行きます
玄関先の狭い場所にも敷いて行きます。
細部をカットして落ち着きました。
その他、ジョイントマットが見えている細部にもクッションフロアを継いで行きます。
完成!!
DIYによるクッションフロア+ジョイントマットの施工が完成しました!
玄関もこんな感じ。
クッションフロアだけでは決して得られないふかふか感がたまらない〜!!!高級ホテルのロビーに敷いてある分厚いカーペットみたいなふかふか感♪
物を落とした程度の軽い衝撃音なら、かなり緩和されそうです。
手作り感満載!
両面テープで固定してないので、継ぎ目部分がぼにょっとしてます。
端っこは少し隙間が出来てしまいました。やっぱりカッター施工は難しいです。
継ぎ目の補強(追記)
1年以上使って、クッションフロアの継ぎ目が剥がれて来ました。中にゴミが入って不衛生。
上にメンディングテープを貼ってましたが、強度が低くすぐ剥がれて見た目もチープです。
そこで、セリアのリメイクシートを購入!(45cm × 90cm)
クッションフロアの継ぎ目を少しめくって裏に掃除機かけ。OPPテープも貼り直しです。
5cm幅に切って表面に施工しました! クッションフロアのデザインとリメイクシートの木目が合っていて違和感なく継ぎ目をシールドできました。
こちらはダイソーのリメイクシート。粘着力が弱く、15cm幅で貼る事に。畳まれて販売しているため、折り目も残ってイマイチ。上下に見えてるのは、メンディングテープを貼った継ぎ目。こちらは見栄えも強度も悪く、リメイクシートの方が良好でしたよ。
コーナンのカッティングシートは粘着力OKで5cm幅に切って貼れたものの、少量購入のため木目の方向がテープの方向と違い、とても違和感が出ました。デザインも大事ですね。
冒頭で紹介したフローリング用の補修テープなら、床用なのでデザイン&耐久性の面でもおすすめです。価格重視なら、セリアのウォールライン ステッカー(6cm幅 × 2.3m)も良いですよ。
工程4 家具によるヘコみの防止
冷蔵庫を置いたら床が沈み込みました。丁度継いだ部分で、OPPテープが剥がれそうです。
足付きの家具はもれなく沈み込んでしまいます。
そこで、家にあったベニヤ板を用意。余ったクッションフロアをぴったりサイズにカット。
両面テープで貼り付けて、クッションフロアボードを製作。
冷蔵庫の下に敷いたら沈み込まなくなりました。
後ろと前で別々に作ったので、冷蔵庫を少し傾ければベニヤを引っ張り出せます。お掃除も可能で便利です♪
ここまで掛かった時間は、約3.5畳の広さで丸2日。写真撮りながらやったので、集中すれば1日半くらいで終わりそうですね。
大判ジョイントマットも効果的
畳のお部屋には、モダンデコの大判ジョイントマットを購入しました! 厚さ2cmで防音対策に万全を期します。
32枚セットを購入。1つのダンボールに入って配送されましたよ。
ダンボールから出すと、2枚づつビニール包装されてました。
全部水拭きして1日バルコニーで乾燥。
早速敷いてみました!
畳は敷きっ放しにすると通気が悪くなって裏がカビたりダニの巣窟になってしまいます。
なので、ふかふか一家では出来るだけ毎日剥がす様にしてますよ。畳の通気は大切!
大判なら小さいものに比べて敷く手間も1/4だし、厚手なのでジョイントが分解されにくくて効率的♪ 2〜3枚セットのまま剥がして、掃除機をかけてます!
これのお陰で、5歳のおとめさんが多少小走りしても安心して見ていられる様になりました。畳だけだと、やっぱりカツカツ結構響きますね。厚さ2cmなので、結構防音効果が高いですよ。
もちろん、これをキッチンやフローリングに敷いてクッションフロア施工するのも効果的です!少々お高いけど、精神衛生と近隣トラブルの危険から子供を守るためには大切な事ですね。
結果発表!
6ヶ月時点
防音対策を施して6ヶ月、お引っ越しして8ヶ月が経過しました。
苦情なし!嫌がらせなし!
おとめさんはとても活発な性格なので、よく言い聞かせてもお出かけ前とかは結構騒がしくなってしまいます。
階下の方がとっても優しい方、そういうのも大きいと思います。
今の所…
快適〜!(涙
1年7ヶ月時点
施工して1年7ヶ月経過。おとめさんもあと3ヶ月で小学生ですよ。
今の所、苦情や嫌がらせは来てないです〜!
クッションフロアの継ぎ目補強にリメイクシートを思い付いたので施工しました♪
こまめに掃除機をかけてキッチンマットも週1で洗濯しています。夏を2回越えましたが、ダニは1度も発生してませんよ。
まとめ
今回は、上の様なジョイントマットを使用。
その上に、クッションフロアを施工するという防音対策でした!
この施工方法なら、キッチンやフローリンでも水分やゴミをシャットアウトできるため、剥がしてお掃除する必要がありません♪
また、相乗効果で防音性能もアップ!
特に、小児喘息やアレルギーお持ちの赤ちゃんやお子さんがいるご家庭におすすめですよ。木造アパートだとすごく響くので特におすすめです!
前のアパート、本当に辛くて怖かったなぁ〜。こうしてまとめると、足音も原因だけどやっぱり「隣人の質」ってのがすごく大切に思えて来ました。
とはいえ、隣人なんてそう簡単に選べないし、集合住宅だと変わっていくものだし。
赤ちゃんや子供を社会の荒波から守るために、ぜひ床の防音対策を徹底して下さいね!!
この記事が、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いですよ。負けずに頑張りましょうね!