赤ちゃんが産まれると移動に自転車が使えなくて色々と不便になりますよね。うちは自動車がないので徒歩でベビーカーばかりでした。
そして、ベビー1歳8ヶ月の時についに自転車チャイルドシートデビュ〜(*^○^*) この記事では、購入したOGKチャイルドシートのレビューや、自転車に子供を乗せる時の注意点、チャイルドシートの選び方などを紹介します!
OGKの後ろ乗せチャイルドシート購入&レビュー
私たちふかふか一家が購入したのは、OGKの後ろ子供のせ「RBC-007DX3 アイボリー」です!
購入時のポイント
うちでは、ちょっと大胆に1歳8ヶ月から後ろに乗せる選択をしました。そのため、まずは体をしっかり固定できる「5点式シートベルト」は必須。
ヘルメットはかぶりますが、より手厚く「高さ調整が出来るヘッドレスト」で頭をガード。
大きくなった時に備えてステップも高さ調節出来るものを選びました♪
また、海辺に住んでいるので季節風が強い時は風速20mを超えて半端ない!!暴風による転倒を防ぐため、「オープンエア」タイプを選択!
OGKの後ろ乗せ製品は10種類ありますが、条件を絞ったらこれになりました。実際人気機種らしくて、街でもよく見かけますね。
色はブラック&ブラウン・グレー・ブラック・アイボリーの4色。一番安かったアイボリーになりました♪
使用感
初めて乗せた時は爽快でした〜(*^○^*) ベビーもとっても楽しそう。今までベビーカーだったのが、急に高い目線になってスピードも出るので、楽しいみたいです。怖がった事はここ1年一度もありませんね。
保育園の通園や日頃のお買い物、お出かけ等にも大活躍! 毎日活用しています。
取り付け
取り付けは説明書を見ながら自分でやりました♪ お部屋で本体を組み立て→自転車に持って行って取り付け、の手順。
赤で囲んだ4本のネジで荷台に固定されていますよ。
1〜2時間の作業だったと思います♪
さらに詳しいレビューは下記にしていますのでチェックしてみて下さいね♪
自転車の確認
ここからは、実際に赤ちゃんや子供を自転車に乗せよう!と思った時、まずどんな自転車に乗せるのかをチェックして行きましょう。
取り付け可能な自転車の種類
一般的なチャイルドシートを取り付け可能な自転車は下記です。
- シティ車(軽快車・婦人車・ママチャリ)
- 電動アシスト自転車(要確認)
- 幼児2人同乗用自転車(要確認)
電動アシスト自転車や幼児2人同乗用自転車への後付けは、可能かどうか製品をよく確認してから購入しましょう。
OGK製品の場合はシティ車のみ取り付け可能。幼児2人同乗用自転車の場合は自転車店に相談するか説明書をよく確認する事、と取扱説明書に書いてありますよ。
以下の車種は基本的に取り付け出来ません。(例外あり)
- ロードバイク(ロード)
- マウンテンバイク(MTB)
- クロスバイク
- 折りたたみ自転車
- 三輪車
自転車のサイズ(インチ)
自転車のタイヤの大きさはインチ表記です。チャイルドシートが取り付け可能な自転車のサイズは以下の通り。
大人用
- 22インチ 身長126cm〜
- 24インチ 身長137cm〜
- 26インチ 身長150cm〜
- 27インチ 身長156cm〜
最近は、20インチの幼児2人同乗用自転車が流行っていますが、これに取り付けるには自転車メーカーの推奨が必要です。
うちは26インチの自転車を使用していますよ♪
チャイルドシート対応の有無
写真の様に「チャイルドシート取り付け可能」と書かれた自転車に取り付けしましょう。
チャイルドシート対応の設計で製造された自転車は十分な強度があり、安全を確保する事ができます。
積載量
自転車の積載量の記載は、荷台の部分に書いてあることが多いです。
シールには「チャイルドシート取り付け可能」とあります。
荷台にはMAX27Kgと刻印されていました。
自転車の積載量の規格には以下があります。カッコ内は最大積載量。
- クラス18(18Kg)
- クラス25(25Kg)
- クラス27(27Kg)
子供を乗せるのに適している自転車は、「クラス25・クラス27」。
チャイルドシート本体は2〜5Kgの製品が多いですが、安全を考慮して4〜5Kgで体重制限が計算されます。
・クラス25 体重21Kg以下
・クラス27 体重22Kg以下
「チャイルドシート取り付け可能」なクラス27、クラス25の自転車を選ぶ様にしましょう。
ドレスガード
スカートが後輪に巻き込まれるのを防ぐためのガードなのですが、これは必須。子供の足が車輪に巻き込まれて大怪我するのを防いでくれます。なければ自転車店で取り付け可能。
スタンド
うちの自転車は「かるがるスタンド」搭載。スタンドの下部に付いている出っ張りを踏む事で、テコの原理で軽くスタンドが立ちます。また、接地面積が少し大きくなるので安定感も増します。
スタンドのロックは忘れずにかけましょう!
子乗せ専用の自転車には、さらに安定感のある「スーパーワイドスタンド」が搭載された車種も。これが付いてれば更に安心ですね。上の商品は26インチ用。各サイズあるので、自転車店で交換してもらうのも手ですね。
この様な片足スタンドの自転車には、チャイルドシート取り付け不可です。間違いなく転倒して大怪我します。
ハンドルロック
ハンドルロックがあるとより一層安全が担保されます。
前かごに重たい荷物を載せたらハンドルが一気に回って自転車が倒れた、という経験は誰しもあると思います。
チャイルドシートを取り付けても、それが起こるので恐ろしいですよね。特にフロント(前)に付けるタイプのチャイルドシートはハンドロックが大事です。
変速機
内装3段の変速機がついてる車種が適しています。変速機がないと、ちょっとした坂でもかなりきついですよ〜!また、発進の時も1速(低速)にセットしておけばふらつきにくくなります。
取り付け
OGKチャイルドシートの説明書にはセッティング方法が載っていますが、「取付けは自転車販売店にお申し付けください。」とあります。
自信のない方は自転車店にお願いましょう♪ 通販で買ってお店で取り付けも対応してくれるお店が多い様です。プロにお願いするのが安心。
自信がある方は、自分でやってもOKです!(自己責任)
BAAマーク
安全・環境基準適合車のマーク。一般社団法人 自転車協会が策定、認定している「自転車安全基準」です。
このシールが貼り付けられている自転車を必ず選びましょう。
参考リンク;一般社団法人 自転車協会 BAA
メリット・デメリット
自転車に小さな子供を乗せることのメリットとデメリットを簡単にまとめておきますね♪
メリット
- 行動範囲が広がる
- 保育園や幼稚園への通園が楽になる
- 買い物が楽になる
- お散歩で少し遠出できる様になる
デメリット
- 不安定なので転倒事故の危険がある
- 子供の予測できない行動で転倒事故の危険がある
- 交通事故の危険
- 事故を起こせば、取り返しのつかないことになる
- 電動アシストじゃないと疲れる
命の危険がある、というのが最大のデメリットですね。安全運転を心がけましょう。
前乗せor後ろ乗せ?
前乗せ
対象年齢は1歳〜4歳(OGKの場合)。実際は2歳になったら卒業して後ろに移行するケースが多い様です。
1歳〜2歳って体もまだ安定しないし動きが予測できないですよね。前に乗せておくことで常に目が届く安心感があります。危険そうな事しだしたら、すぐに対処出来るのは大きなメリットです。
デメリットは、ハンドル部分に取り付けるので運転しにくくなります。
後ろ乗せ
対象年齢は1歳〜小学校入学前(OGKの場合)。ただし、スタートは2歳から奨励です。
2歳から小学校入学前までロングランで使用でき、後ろに乗せるので安定しやすく運転もしやすいというメリットがあります。2歳以降ならある程度体格に安定感が出てきて、言う事も理解出来るので、目が届かない後ろに乗せても安心出来ますよ。
1歳(12ヶ月)〜2歳(24ヶ月)は非奨励なので使わないのがベター。ふかふか一家は1歳半頃から注意して乗せてました。
後ろのせ(1歳〜)
2020年4月に登場したOGKのグランディアプラスなら、様々な安全性能のお陰で1歳から後ろ乗せが出来ますよ。
シートの内側に体を支えるセーフティパッドを取り付け可能。シートベルトも巻き取り式でぴったりフィットするので、不安定な赤ちゃんでも安定しやすいですね。
やや重いですが、小学校入学前までとても長く使えます♪
↑ OGKチャイルドシートのランキングです。色々あるので参考にして下さいね。
子乗せに関する法律
自転車子乗せに関する法律も出来てますので、簡単に見てみましょう。
年齢は小学校入学前まで
各都道府県が定める、道路交通施行細則で定義されています。自転車の子乗せは小学校入学前まで可能となっていますよ。
以前は6歳未満までとなっていましたが、7歳で保育園に通う子の送迎が違法になってしまうため、実情に合わせて改正されました。2021年6月1日時点で、全都道府県が対応済です。
3人乗り
各都道府県が定める、道路交通施行細則で定義されています。概ね、「幼児二人同乗用自転車に限り、3人乗りが可能」となっているケースが多い様です。
と言うことは、今は26インチの一般車に前と後ろ同時に子供を2人乗せての走行は、法律違反に…!!
もし2人以上のお子さんを産む予定があるのなら、最初から専用車を購入した方が良さそうですね。
ヘルメットの着用
道路交通法 第六十三条の十一 に、子供には乗車用ヘルメットを着用させることが努力義務として定義されています。
努力義務なので完全な義務化ではありませんが、ぜひヘルメットは付けてあげましょうね。大切な命を守りましょう。
参考外部リンク;e-Gov>道路交通法(第六十三条の十一を選択)
ふかふか一家のおとめさんは、OGKの「CHABBY」を愛用してました!今は廃番なので、後継のOGK PINEがおすすめ。インモールド成型で軽いですよ。
危険性と注意点
最後に、自転車に子供を乗せる時の危険性と注意点について説明します。
危険予測はしっかりと!
自動車の運転でよく言われる「危険予測」。自転車も一緒!
- あの角から子供が飛び出すかも
- あの老人、いきなりふらつくかも
- 停車中の車の扉がいきなり開くかも
- 停車中の車の向こうから人が飛び出すかも
など、危険を予測して、その危険を回避する様に運転しましょう。
対策は、
- 歩行者から一定の距離を保って追い越す
- 見通しが悪い路地や角は、一旦停止
- 停車中の車や民家、公園等子供や人が飛び出して来そうな場所は、最初から距離をあけて通過する
などです。
くれぐれも安全運転を!
危険な場所に停車しない
子乗せに乗せている赤ちゃんや子供は、急にお菓子やおもちゃを欲しがる事があります。すぐに停車して対応したい所ですが、必ず安全な場所まで移動してから止まりましょう。
止まってしまいがちな危険な場所
- 狭い歩道
- 駐車場の出入り口
- 急坂
- 歩道や信号のない交差点(巻き込まれて危険)
うちのあふろさんは、自動車の内輪差を知らずに交差点の角に止める事がよくありました。
自転車で停車してはいけない場所(歩道や信号機がない道路の場合)
上図の様な場所は角が削れていて安全地帯の様に見えますが、トラックやバスが通る時に内輪差で当たってしまうので削れた作りになっています。赤で × を付けた場所には止めない様にしましょう。
広い歩道や少し走って公園を見つけるなど、安全な場所で止まりましょうね。誤って転倒した時、車道に投げ出されない場所を選ぶのも大切ですよ。
参考外部リンク; youtube > 分かりやすい!2分で分かる!トラックの危険性
車体のふらつき
子供を自転車に乗せると車体が重くなるので、ふらつきやすくなります。特に低速時は要注意。
ブレーキが効きにくくなる
車体が重くなるので、通常よりブレーキが効きにくくなります。速度の出し過ぎに注意。交差点や下り坂では、早めのブレーキを心がけましょう。
子供の予想外の行動
小さな子供は予想外の行動をとりがちです。乗車中、急に動き出して車体の重心が移動する事もよくありますので注意が必要です。
スピードを出しすぎない
ふかふか一家では、一番低速の1速のみで運転しています。スピードを出し過ぎるのはとても危険。
あと、小さな子供はまだ体が弱いので、スピードを出して運転すると強風に晒されて呼吸器や体が不調になります。翌日風邪をひいて熱を出したり、咳がひどくなって喘息が悪化しました。子供のためにも速度は控えめにしましょう。
子供を乗せたまま、自転車から離れない
これで転倒しているところ、たまに見かけるんですよね。
子供をチャイルドシートに乗せてる状態では、
絶対に自転車から離れない!!!
鉄則です。小さい子は親を追いかけようとするので、後ろを向いて離れた瞬間に、バタン!と自転車ごと転倒します。頭が壁やコンクリートに当たれば、それこそ一大事。これだけは、本当に守ってくださいね。
自分で上がらせない
大きくなってくると自分で上がる様になると思いますが、出来るだけ大人が抱きかかえて乗せる様にしましょう。
ステップは乗車するための足場ではなく、乗車中に足が障害物に挟まれるのをガードするためのものです。
足場として十分な強度もありませんし、自分で上がろうとするとバランスを崩して自転車ごと転倒してしまいますよ。危険なのでやめましょう。
話しかける・言い聞かせる
乗車中はよく子供に話しかける様にしましょう♪ コミュニケーションにもなるし、後ろ乗車中はきちんと乗っているかの確認にもなります。寝てしまったかどうかも早く気付くことができますよ。
また、チャイルドシートのハンドルをしっかり握る様によく言い聞かせましょう。車体がふらつくのを抑えることができます。
まとめ
大好きな自転車。私、幼稚園時代から自転車を愛用していて、今も自転車で街を走るのが大好きです。
色々と長く語ってしまいましたが、魅力が多くて便利な反面、危険な乗り物である事も事実です。
そんな危険な乗り物「自転車」に子供を乗せるなら、極力安全に配慮されたチャイルドシートや自転車選を選んで乗って下さいね♪ もちろん、実際に乗る時も安全運転で!!
これから購入予定の方やチャイルドシートユーザーの皆さんに、少しでも参考になればと思います♪
では! 楽しい自転車ライフを〜(ノ ^▽ ^ )ノ
↑ふかふか一家で使用中のチャイルドシートです!